私が、日本語講師となってはじめて訪れた場所が、中国の北方に位置する東北三県の1つ、吉林省に位置する延辺朝鮮自治区の中にある延吉市という場所でした。延吉大学という大学もあり、かなり大きな街です。
延辺朝鮮自治区ということで、北朝鮮に近く、ここ延吉から国境線までは約30kmぐらいの位置です。延吉市は、北海道の旭川と同じくらいに位置するため、冬は−20から30℃くらいになります。ちなみに、−15℃くらいで鼻毛が凍ります。(野菜・果物なんかは凍ってしまい、解凍すると繊維が壊れ、ぐにょぐにょです!)
延吉市は、中国にいながら、異文化を体験できる魅力ある都市です。看板などの文字表記も中国語とハングル語か混在し、街中にある食堂も、中華料理というより、キムチ・冷麺・焼肉(串焼き)・ビビンバなどの料理を多く出しています。そして、なんとうれしいことに納豆がありました。日本の納豆より、粘り気がやや少なめでしたが、とてもうまかった・・・・。また、犬の肉(狗肉)の料理屋も多く見かけます。(私は食べませんでした・・・・・)
多くの方は、東北地方の片田舎にある町だろうと思っていらしゃっると思いますが、実は韓国系の企業も参入し、繁華街は、かなり発展しています。そして、2002年9月には延辺朝鮮自治区ができて、50周年にあたり、古いものを壊し、次々に新しい建物ができ、記念行事は大いに盛り上がったそうです。(この時、私は中国にいませんでした・・・・・・残念。)
大まかな概要ですが、以上でこの街については終わりにします。